ハワイ観光の家族、体にからんだ網に苦しむジンベエザメを救う

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シュノーケリングをしていた家族が、網にからまって危機に陥ったジンベエザメを救う場面が公開された。

映像はハワイ在住の生物学者カプア・コウェルとジョビー・レロオ夫婦が娘と共にハワイラナイ島カウノルル海岸でシュノーケリングをしていたところジンベエザメを発見して撮影したものだ。

当時、6m大きさのジンベイザメと顔を合わせたのにうきうきしたのもつかの間、彼らはジンベイザメのひれに絡んでいる漁業用の網を発見した。 野生動物の近くに行くのは非常に危険な行動ですが、夫婦は助けが必要なジンベエザメを放っていられなかった。

これにジョビーはもつれた網をほどくことを決心し、ジンベイザメに近づいてみた。 しかし、少なくとも数ヵ月以上体に縛られていたためフジツボも付いている状態で、外すのは容易ではなかった。 ジョビーは一度に1分近く息を止めながらロープを切っており、5度の潜水の末に網を切り話すことに成功した。

ジンベエザメの体を縛っていた網は重さ約70kgに達する漁業用のロープであることが明らかになった。 もし、ジョビーたち家族を会うことができなかったら、ジンベエザメはひれにロープがからまったまま、死を目前に控えた絶望的な生活を過ごしたことだろう。

ジョビーはナショナルジオグラフィックとのインタビューを通じて「縛られていた部分は傷があり、ジンベエザメは非常に衰弱していた」と説明した。 さらに、彼は「胸ひれの部分は約3インチ程度破れていた」「切り取った綱は他の海洋生物体ともからまっていないように海岸に移動した」と伝えた。

ジンベエザメは全世界的に絶滅危機種に分類されており、1975年以降に個体数が50%以上減少したと推定される。

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